OLの赤坂ひとり暮らし日記

30才独身女性(普通の勤め人)の赤坂ひとり暮らし体験記です。

赤坂ひとり暮らしの後、これからについて

一人暮らし期間を一番ながく過ごした赤坂ですが、この夏にお引っ越しすることになりました。

入社後数年間の優遇措置である家賃補助5割が、もうすぐ切れてしまうためです。それがなくなってしまうと、とても住める部屋ではありません。

次に住むのは、世田谷区。閑静な住宅街だけど駅から徒歩15分、最寄は各停しか止まりません。狭めの1DKで家賃85,000円。

どうしてここにしたかと言うと、家賃と環境がいちばんマッチしたからです。

多少駅から歩いても各停しか止まらなくてもいいから、静かな場所を求めました。赤坂のように、歩けば何でもあるというようには行きませんが、30歳になる今年から住むにはとても落ち着いた環境です。

住宅街なので生活環境には困りませんし、周辺を歩いてみて気持ちよかったのです。

 

ということで、これからは「世田谷区に住んでみました日記」になります。

赤坂、一人暮らしするには向き不向きがあるかもしれませんが、とても楽しい街でした。

もちろん家賃は高いですが、若いうちにしか住めないところでもあると思います。

憧れがある方は、いちど住んでみるのもお勧めですよ(^^)

赤坂に4年暮らした結果、わかったこと

前回の記事で、赤坂に住むメリットは「何でもあること」と言いました…自分で書いてて思う。

え?それだけ?

赤坂でしょ?六本木でしょ?港区でしょ?

しかも「若いうちに飛び込むと、楽しい街だと思う!」とか言ってなかったっけ、私?

もっと、「ステキなお店がある」「ハイステータスな出会いがある」「何なら港区男子と結婚できる」とかないの?

 

結論から言うと、私にはありませんでした。

これは「赤坂に住んでも、こんないいことない」のではなく、当然ですが私の問題です。赤坂や六本木で遊んでいないというか、その街を隅々まで堪能しきれませんでした。

手堅く、遊びやお付き合いを断っていたのではありません。

どうやって遊んだらいいのか分からなかった…というのが本音です。

私の出身は町田市です。町田ってとてもいいところで、駅の周辺に何でもあるんです。加えて小田急線や横浜線は基本的に満員電車。

町田に住んでいると、都心に出て遊ぶことがあんまりないのです。満員電車しんどいし、地元で地元の友だちと遊んでる方が、ラクで楽しいのです。

結果、大きい街の歩き方、遊び方が分からないまま社会人になってしまった…赤坂界隈を歩くのは自分一人なので、高級そうなバーやオシャレなお店に入る勇気がありませんでした。

そしてもう一つの欠点は、私お一人さまはいけるのですが、一人で食事やお酒をいただくときは、いつも読書してるんです。わりとすぐに集中してしまうのですが、そうなると「読書中に話しかけるんじゃねぇ」オーラが出ているんだそうです。そして誰からも声がかからない…。

なので出会いがありそうな場所へ出かけることもなく、人脈が広がりそうな場所でも人と交遊せず…その意味ではとてももったいないことをしてしまいました。

そして気づきました。私の性格や生活スタイルは、赤坂暮らしを活かしきれないのだと。

ですがステキなお店やバーが多いのは事実。お酒や出会いを求めている方は、積極的になればなるほど楽しい街だと思います。

ただし、私のような育ち方をした方や、お一人さまが苦手な方は、いきなりそれらを求めるのは少しハードかもしれません。赤坂を自分の拠点にする前に、若者の叫び声を華麗にかわし、高級バーに馴染める自分になる練習をすることをオススメします。

赤坂暮らしにもメリット・デメリットがある

実際に暮らしはじめてみると、当然ですがメリット・デメリットが出てきます。

赤坂で暮らすメリットはやっぱり便利さ、デメリットは環境と対人関係です。

先にメリットで言うと「基本的に何でもあること」です。赤坂というと、あまり暮らしのイメージがないようで、よく「人が住むところじゃないでしょ~」と言われます。

でも、意外とスーパーもドラッグストアもあります。六本木にも歩いていけるので、ヘアサロン、スポーツジム、TSUTAYA、どこでも徒歩圏内です。特に良かったのは、映画館まで歩いていけること。休日、思い立ったらすぐに映画を観に行ったり髪切りに行ったり岩盤浴行ったりできます。交通の便もいいので、時間をあまり気にせず予定を立てられます。

逆にデメリットで言うと、ひとつは「環境」です。場所柄、いつも夜中まで騒がしいです。金曜日などは、夜中に若者の叫び声が聞こえてきたりします。他にも、高級料亭が多くあるからかタクシーが死ぬほどたくさん行きかっています。狭い道路に黒塗りのハイヤーが5台並んでいる、なんてこともザラにあります。騒音が気になる人にはあまりオススメできない環境ではあると思います。

もうひとつのデメリットにあげた「対人関係」は、ふだん自分が関わる周囲の人たちです。ご近所ではありません。

どういうことかと言うと、同じ会社の人などに「どこに住んでいるの?」と聞かれて「赤坂です」と答えにくいのです。赤坂というと「そんなところに住んでいるの!?」と言われた後に「よく住めるね!金持ちなんだなぁ~」「やっぱ独身はちがうねぇ~」と言われます。要するに、普通の勤め人が住んでいると言うとちょっと引かれます。自分の身の丈をわきまえていないと、港区赤坂はときに優越感よりも引け目を感じることの方が多かったりします。

とはいえ「何かしたいなぁ〜」と思ったとき、たいてい何でもできます。やっぱり人の集まる都会は便利です。六本木はイベントも多いので、けっこう季節感を感じることもできます。私も、若いうちに住んだからこそ、そういう賑やかさについていけるエネルギーがありました。若い人の方が収入の面では不安もあるかもしれませんが、住む場所や遊び方を冒険できるのも若いうち。特に20代の方々にとって赤坂は、思い切って飛び込んでみると楽しい街だと思います。

都会育ちじゃなくても赤坂に住める

ひょんなことから住むことになった赤坂の部屋は、最寄に千代田線赤坂駅、銀座線溜池山王駅都営大江戸線六本木駅南北線六本木一丁目駅があるところで、どこからも徒歩10~15分ほど、少しずつ歩きますが交通の便がいい!8.5畳の1Kで当時新築、水回りもめちゃめちゃキレイな分譲賃貸マンション。宅配ボックス付オートロックで、家賃120,000円、共益費10,000円。家賃の5割は会社が負担してくれるので、自己負担は65,000円です。

上司の紹介を断り切れず住むことになったと言っていますが、実際はウキウキしていました。

っていうより、紹介してもらえてラッキー☆くらいの気持ちでした。自分一人では見つけられない部屋でしたし、何より「私も赤坂に住めるんだ!」という華やかさに浮かれていました。

私の出身は東京ですが23区外、「東京じゃなくて神奈川じゃね?」と言われるのがたまにキズな町田市です。中学、高校は地元でもちょっとヤンチャが多い感じの学校を卒業し、就職するまで町田から離れたことがありませんでした。

なので、赤坂とか六本木とか、自分とは違う人たちのいるところだと思っていました。大学は都内でしたが、まいにち鬼のようにアルバイトしていたので(バイト先ももちろん町田)、授業が終わるとすぐに町田に帰っていました。

港区女子の仲間入りだと思って、引っ越し前はとにかくワクワクしていました。

赤坂に住んだら、今まで会ったこともないような人と出会えるかな、おしゃれなバーとか行っちゃうのかな、私も洗練された大人の女性になるのかしら、そんな妄想をふくらませ、都会不慣れ感まる出しのひとり暮らしがはじまりました。

赤坂暮らしは私の意志ではなかった?

大阪で1年目を過ごした私ですが、2年目を迎えた2014年、東京へ転勤になりました。

今回も、内示から転勤発令日まで1ヶ月。家探しにあまり時間はありません。内見から部屋決めまで、1日の帰省で進めなければいけませんでした。

通勤を考えて、最初は両国周辺で探していました。

ですが転勤の内示が出てすぐ、上司が開いてくれた送別会で、両国暮らしが断念されます。

上司:「東京行ったら、どの辺住むの?」

私 :「両国の辺りで探しています」

上司:「何だお前、せっかく東京済むならもっと『東京!』って感じのとこ住めよ」

私 :「そういうとこ、どうやって探せばいいんですか」

上司:「何だお前、どこの仲介業者なんだ」

私 :「総務部が勧めてくれたところで…」

上司:「何だお前、じゃあ俺が業者紹介するよ」

そんな感じで、偉い人が紹介してくれた仲介業者さんに部屋探しをお願いすることに。

そこまで世話を焼いていただいたので、もはやその業者さんの紹介を断れる状況ではなくなっていました。

 

家探しで帰省したとき、内見させていただいた物件は3つ。

白金、西麻布、赤坂。

白金、西麻布、赤坂。

どこも24、5歳の小娘が一人暮らしするところではありません。

ですが、さすが偉い人の紹介。家賃は、家賃補助5割の優遇措置があれば住める物件に抑えてくれました。しかも、どの部屋も新しくてキレイ。

断れない状況もあって、ご紹介いただいた部屋の中から赤坂の賃貸マンションに住むことに決まりました。

これが、赤坂でひとり暮らしするに至った経緯です。

赤坂でひとり暮らしをする前は…

こんにちは。

赤坂でひとり暮らしをしている普通のOL30才(独身)です。社会人6年目。赤坂でひとり暮らしをはじめて4年目になります。

今回から、赤坂でひとり暮らしをするに至った経緯と、実際に赤坂に住んでみた感想を書いていきます。

というのも、やはり赤坂、「赤坂でひとり暮らしなんて、かぁっこいぃ〜」と言われることが多いので、実際の暮らしぶりはどうなのか、つらつら書いてみようと思ったのです。

 

2013年3月に4年制大学を卒業し、2013年4月から、大手マスコミの営業職として働きはじめました。

私が赤坂でひとり暮らしをはじめたのは、社会人2年目、2014年の9月からです。

それまではどこにいたかと言うと、大阪にいました。

私の勤める企業は全国5都市(東京、大阪、名古屋、福岡、北海道)に本支社があり、入社1年目の私の配属先は大阪になったのです。

ちなみに私の出身は東京、大阪には縁もゆかりもありません。しかも内示があったのは、転勤発令日まで1ヶ月を切った状態でした。平日は仕事があるし新入社員で休ませてもらえないし、交通費を考えると何回も大阪まで家探しには行けません。

結局、「会社に出やすい」という理由だけで、大阪市営地下鉄御堂筋線沿いの江坂駅近辺に住むことに。駅から徒歩5分、宅配ボックス付オートロックマンションの7階(10階建て)、1LDKで家賃およそ80,000円。私の会社では、入社数年間は家賃のおよそ5割を会社が負担してくれる優遇措置があるので、私の自己負担は約40,000円でした。

ネットで見つけた物件でしたが、なかなか良い部屋でした。江坂は駅前に東急ハンズやスーパー、ドラッグストアもあり、住むにも便利なところです。梅田にも15分ほどで出られるので、大阪で一人暮らしされる時にはオススメですよ。

そんな感じでそれなりに大阪ライフを快適に過ごしていた私ですが、2年目には東京・赤坂でひとり暮らしスタート。なぜかはまた次回の記事で!